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製作日誌代わりの写真

何かに追われているときは、記録をとっている心の余裕などないが、でもその時の一瞬というものは、その瞬間にしか撮れないものなので、これまで製作時に写真を撮るようにしてきた。今日はそれらの写真を紹介する。

っていうか、あまりに忙しいと、ブログもアップしなくちゃと思いつつ、でもこちらは後回しにされて、なかなか更新出来ずにいる。そのときの心境というのも、その時に書くのが一番臨場感があって面白いのだが。

では、何で今日はブログを書いているのかと言うと、なんと、ドキュメンタリーの荒編集が完了してしまったからなのだ!!! そう、映画の始まりから終わりまで、ほぼ90%組み立てが終わったのである。予定していたのより、かなり早い。これからは、ナレーション原稿の日本語版を書いて、そのナレーションをやり(テストで最初のナレーションだけやってみた)、その録音後に音声データを映画に埋め込み(朗読のスピードにより、前後のクリップの長さが若干変わってくるので、それにより尺の微調整が必要)、音声の調整、翻訳のための英語のスクリプトおよびリファレンスなどの作業をこれからやる。こういう微調整に時間をかけられるということは、作品の仕上がりにかなり差が出るので、ありがたい。そして何より、作品の出来が自分の思っていた以上の出来なので(自分で言ってれば世話ないが、普通は、期待のほうが大きいものでしょう?)、ずいぶんほっとしている。

<<パソコンのメモリ増強>>

Memory1

編集作業前に、パソコンのメモリを1GBから3GBに増強。これにより作業が格段に早くなった。ちなみにハードドライブは3つあり、合計500GBなり。

Memory2

<<DVD、テープのバックアップコピー>>

Backup

マスターテープは、DVDディスクと、2台の外付けハードディスクドライブにコピー。万が一のデータ消失に備える。ハードディスク2台(1TB!)はもう既に満杯。

<<DVD、テープのディスクリプションを書いたノート>>

Productionnote2

合計146時間の内容を全てノートに記した。使いたい候補のシーンには赤ボールペンでマーキングし、データ番号をつける。結局、これらの細かなデータは、1300以上になった。

<<チャプターごとにシーンをまとめなおしたノートを作成>>

大きなノートで、全1300のデータの場所を記憶するのは不可能だ。例えば、ブライアンのインタビューはいたるところに散らばっているので、それらを「ブライアン」というシートに、「テープ45の1、テープ70の2」などとありかを書いていく。いわば「索引」のようなもの。これによって、一目でテーマについて検索することが可能になった。

Productionnote3

シートを広げたら、ちょっとした「新年ひとりカルタ」状態に。

<<憎きカーテン!>>

Window

神経集中の編集中に、なんとポールの両親が「カーテンを取り替える」とかで、部屋にやってきた。広げた私の編集用シートの上に、平気でカーテンとか広げてかなり迷惑。私はかなり神経質な状態になっているので、あからさまに不機嫌になってしまった(居候なのに)。カーテンなんて、そんなもんはなくたっていいんだよぉ! お願いだから、一人にしてくれ~~~。

<<日本からの差し入れ>>

Bisco

私の両親が、日本の食べ物一式をダンボールいっぱいに送ってくれた。日本に住んでいたら「ビスコ」のありがたみなんて一生分からなかっただろう。イギリス人は、ビスコの小さな個袋包装に驚嘆。

<<ナレーション!>>

「邪魔」以外の何者でもなかったポールの音楽機材一式は、現在、ナレーションと背景音楽製作で大活躍。感謝である。

Narration1

チャプター2のナレーション原稿をマイクの前において。

ナレーションは、苦手なほうではないと自分で思っているが、でも、マイクがかなり敏感なので、ちょっと息を大きく吸い込んだりするだけで、声のトーンが変わったように聞こえてしまう。疲れていても休憩を取らず、ひとまとまりのチャプターは一気にやってしまったほうが良い。

映画のエンディングは、パーラメント・スクエアのマリアによるナレーション。マリアにうちに来てもらい、録音を敢行! 彼女もすごい苦戦。約3分のナレーション収録に約1時間かかった。

Narration2

<<メイキングを撮ろう>>

Making

ということで、部屋の隅っこにビデオカメラを設置。でも、据え置きなので監視カメラのようであまり面白いものは取れなかった。やっぱりビデオは人間が回したほうが良い。

<<Mr Hawからの仕事依頼>>

昨日は、平和活動家で、ベトナム、南アフリカ、パレスチナなどをイギリス人看護婦として回った、マザーテレサのような存在の、ペギー・プレストン(昨年82歳で死去)のメモリアルに出席した。

Peggy

その後パーラメント・スクエアに立ち寄ったら、ブライアンからテープのバックアップのお願いが。
私はこれまでもずっと彼のバックアップをしてきたが、今回はなんと45本! おいっ! 1本のビデオのバックアップコピーを作るのに、大体3時間かかる。・・・ということは、約150時間・・・。ついこの間には13時間分のバックアップを、自分の映画の作業と平行しながらやって、やっと先日やり終わったばかりなのに・・・。でも、最前線で活動するブライアンたちを支えるのは自分たちなので、やるしかない。ビデオテープ2箱を家に持って帰る。

Briantape

テープを家に持ち帰ってびっくり。テープは砂だらけだし、しかも、ケースをなくしてタバコの空き箱にぽんっと入れてあるものもある。ということは、つまりタバコの草がテープにくっついていたりするのだが、そのテープの内容は「マーク・ウォリンジャー、ターナー賞受賞式典」と殴り書きしてある! (ブライアンはマークと共に、リバプールで開催された授賞式に出席) こんな貴重なテープをタバコの箱に無造作に入れてしまう彼が信じがたい。

・・・と、駆け足でこれまでの約2ヶ月を振り返ってみた。

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