当面の目標は・・・
これまでほとんど一人で映像製作をやってきた私。デモの撮影に行くにも、誰かと例えば一緒に行っても、現地に到着したら、私は「じゃ、また後で!」とさよならして、一人で撮影をする。一人のほうが、あっちこっち走り回ったり、壁によじ登ったり、歩道橋の上から撮影したり、デモが終わったあともしばらく撮影したり・・・と、とにかく他人を気にせず、自分が好きなだけ、好きなように撮影できるから、それが良いのだ。
もし撮影の腕前が良いという人が、私を手伝ってくれると申し出てくれたとしても、(この人、そろそろ休憩したいんじゃないかしら?)、(今、この発言とか表情をちゃんと撮ってくれたかしら?)とか、気になって仕方がないと思うのだ。
そんなわけで、私はとりあえず自分の映画を(出来は別として)、自分で作り上げた。
しかし、最近北海道の自主制作の監督さん(女性)と会う機会があった。某映画祭に申し込んだのだが、その映画祭のスタッフをしている方が、「自分も映像を作っている。東京方面に行く用事があるので、会わないか? 製作している人に会う機会はなかなかないから」と誘ってくれたのだ。
自主制作といっても、彼女の場合は、有名な監督さんがプロデューサーで、予算も1000万近くある。私とはだいぶ置かれている状況が違う。しかし、これでも映画界の中では、ずっと小さい規模だから、彼女の映画も私と同じ”自主制作映画”とくくられるのだ。
彼女の場合は、自分で撮影や編集もするけれども、基本は、撮影、編集、整音などは、それぞれのプロフェッショナルなスタッフが担当する。それはそれで、大変だったりもするのだけど、やはり他人との共同作業で切磋琢磨し、大激論もしたが作品を客観的にも見れて、よかったと話していた。
私はとりあえず自分の作品を完成した。しかし、その出来は、これで100%完璧とはまったく思っていない。でも、例えばそれは時間がなかったからとか、そういうレベルの話ではない。今のままで、編集を時間をかけてやり直したとしても、やはり自分は同じレベルのものしかできないと思うのだ。そして自分のレベルというのは、また違うテーマの作品を作ったとしても、この程度のレベルだと思うのだ。
一人が出来ること、思いつけること、というのは限りがある。私はもっと大きなことをやってみたいし、もっとレベルアップしたいと思う。そのためには、これまで避けてきた”他人との共同作業”にも挑戦してみるべきではないか? そう思い始めたのだ。自分が自立しつつも、他人の力も借りてみる。お互いの個性を活かしつつコラボする。・・・これが出来るようになったら理想だけど、でも、これってすごく難しそう・・・。でも、避けては通れない道だと感じている。
そんなわけで、たまたま新聞のお知らせで見た、「むさしの三鷹市民テレビ局」の「局員養成講座」というのに興味を持った。武蔵野・三鷹地域の市民ボランティアによるテレビ局(ケーブル)が、2000円というほぼ無料に近い金額で、GW中の3日間(連日10時~17時まで)、企画、撮影、編集などの講習をしてくれるのである。講師は成蹊大学でメディア授業などを担当されている先生。こんなの一般で受講したら何十万してもおかしくない。講座の受講後は、局員の仲間入りをして、番組制作などに携わったりするのだという。
私は、企画、撮影、編集をきちんと理論などで学んだことがないので、受講することにした。それに加えて、私にとっての魅力は、「仲間と共にものづくりをする」体験だった。こんな風に書くと、社会性も協調性もまるでない人のように聞こえるかもしれないが、自分は本当に”お一人さま”だったので、そんな事が出来るか自信がないのである。自分とは、やり方や考え方の違う人たちと共に、何かを作ってみる。これがどういうことなのかを、やってみたいのだ。一応、独学とはいえ、撮影も、編集もやったことがある自分は、他の人を見てイライラしてしまうことがあるかもしれないけど、一方で、自分では考えもつかないような構成や編集をする人を見て衝撃を受けるかもしれない。
ボランティアの局員だけで成り立っているので、活動も月2~3回と、負担もそんなにないから、”世間馴れ”していくには、ちょうど良いだろうと思っている。
そして、もうひとつ、私には他人との共同作業の試みがある。それは、もう明日に迫っているのだが、「世界各国のメーデーを生中継しよう」という企画があって、私はなんと、その東京の撮影を担当することになったのだ!!!
もちろん生中継なんて初体験。自分のビデオカメラをFireWireというケーブルでノートパソコンとつないで、E-mobileとかのインターネットを使って、生中継をするのだ。だから、撮影のときは”電車ごっこ”さながらに、私とPC持ち担当の人がケーブル(1.5mぐらい)でつながりながら、デモを歩いて撮影する・・・という感じ。
デモ隊が警察と衝突して現場が混乱しないと良いのだけど・・・。とりあえず私のビデオは新品だし、好意でMacノートとE-mobileを他人から借り受けて撮影するので、機材をしっかり守らなくちゃならない。昨日、デモの出発点となる阿佐ヶ谷の公園で、担当の人と練習したんだけど、やはり普段に比べて格段に歩きにくい。そして当日はぺぺ長谷川さん(まだお会いしたことないのだが・・・)をリポーターに、生中継!リポーターをお迎えするというのも、私にとっては初めての試みである。とにかく、やったことないことばかりなのだが、生中継って、超責任重大だよぉーーー!
とりあえず日本時間の18時ごろから中継やるので、もし見られる人は見てみてください♪生中継、やったことないけど、生中継は生中継なりの撮影の仕方とか、きっとあるんだろうな。その辺も楽しみではあるけれど。。。
というわけで、最近は「他人とのコラボ」を当面の目標にやっていくつもりです。
以下、告知文を転載します。
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各国からメーデー生中継!ソウルからは雨宮処凛がレポート!!
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各位
昨年の洞爺湖G8サミットで「G8メディアネットワーク」(※)として活動したこ
とをきっかけに、日韓の独立メディア活動家の交流が生まれ、アジア地域の独立系メディアのネットワークを目的とした「メディア・チャンポン」が発足しました。
現在、アジア各国の個人・団体に参加の呼びかけを行いながら、ファイル共有シ
ステム、翻訳字幕作成システム、生中継の動画配信システムなどを開発し、サイトの構築を行っています。
このたび5月1日(金)、各国でのメーデーイベント開催に合わせ、現在構築中の
ウェブサイト「メディア・チャンポン」内の特設ページにて、ソウル、東京、ミラノのデモ・
イベントの様子を生中継で配信いたします。
生中継は以下のURLよりご覧いただけます。
日本語
http://mediachampon.net/ja/node/58
韓国語
http://mediachampon.net/ko/node/90
英語
http://mediachampon.net/en/node/89
※サイト自体は只今構築中です。閲覧は自由にできますがβ版ですのでご了承く
ださい。
ウェブサイト正式オープンの際には改めて告知いたします。
一人でも多くの皆様にご覧いただければ幸いです。
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生中継詳細
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◆韓国・ソウル/弘益大前でのパレード
5.1(金) 19:00~19:30(予定)
「働かない者たちのメーデー:あなたにとって仕事って何ですか?」
★リポーター:雨宮処凛
◆日本・東京/高円寺出発。阿佐ヶ谷へのサウンドデモ
5.1(金) 18:00~19:15(予定)
阿佐ヶ谷メーデー[A-MayDay] 「毎日がゴールデン★言いっぱなしメーデー~貧乏
人は増殖/連結する~」
★リポーター:ペペ長谷川
◆イタリア・ミラノ/ユーロメーデー・ミラノ(予定)
5.1(金) 22:00~(予定)
(※)「G8メディネットワーク」とは
昨年の洞爺湖G8サミット期間前後、札幌市内に独立系メディアをサポートする「
市民メディアセンター」の設置、ファイル共有サイトを構築、動画やテキストなどの配信を行い、G8サミットに対する多様な活動の存在を世界へ発信した。独立メディア活動や研究をする個人・グループによって構成。現在、活動報告集を編集・出版準備中。
http://g8medianetwork.org/
「メディア・チャンポン」とは
「Champon」はアジアから全世界に情報発信するオンライン・メディアであり、ア
ジア各地の活動家たちが手を結んだ「Asian Media Activist Network」によって運営されています。インディペンデントなメディア・アクティビストたちが、アジア全体に共通する社会問題をグローバルな視点から取り上げていくとともに、アジア各地域の固有な事象を個々人の視点からも取り上げ、多種多様なコンテンツを共有し発信できる開かれたサイトをめざしています。共有サイトを構築し運営することを通じて、アジア地域における相互理解と
交流を深め、新しい共同的な創造活動の展開を志向しています。
詳細は以下のURLでご覧いただけます。
http://mediachampon.net/ja/node/20


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